関西国際空港開港時に大阪土産として人気となった「元祖大阪みたらしだんご」。
そして、創業二百年を超える大阪唯一の醤油醸造メーカー、大醤(だいしょう)の醤油「王醤」。
どちらも「天下の台所」と言われる大阪で、長く愛されている食品を伝統や大阪らしさなど複数の項目で審査し、認証される大阪産名品に認定されています。
そんな2つの名品のコラボにより、関西国際空港開港から30年の時を経て、新たに「大阪みたらしごまだれだんご」が完成しました。
着目したのは、むか新の「MUKASHIN plus」にて、オープン時から限定販売している「ちびだんご 白ごま」。
このお菓子を元にして開発がスタートしました。
旨味成分の多い「王醤」でつくった特製のみたらしだれと白ごまのペーストを合わせた時に、みたらしだれ特有の滑らかさが残るように試作を繰り返し、とろみと味も絶妙な「白ごま味のみたらしだれ」をつくりあげました。
「王醤」をつかうことで、さらに深みを増した白ごまだれを包み込んだ新しい「逆みたらしだんご」をぜひ一口でパクっとお楽しみください。
1994年、むか新の地元、大阪府泉佐野市に関西国際空港が開港するということで、『大阪を代表するお土産』がつくれないかと思案しておりました。そこで、むか新ですでに販売していた「みたらしだれ餅」に目をつけ、このお団子の中に甘辛い醤油だれを包んだ生菓子に焦げ目をつけたり、生地を改良してお土産にできないかと考えました。そう簡単にはいかず、食べても甘辛い醤油だれが液状にならなかったり、形が丸く仕上がらなかったりと失敗の連続でしたが、なんとか開港日に間に合うよう、毎日試作を繰り返しました。
そんな苦労のかいもあって「元祖大阪みたらしだんご」は、1994年9月4日の開港日に間に合いました。
今では『歯切れの良い団子の中に、甘辛い醤油だれをとじこめた』お菓子として注目され、テレビ・雑誌・ラジオなどに多く取り上げられ、大阪土産としてたくさんの方に驚きと感動と話のネタを提供しています。