包近(かねちか)の桃

包近の桃

岸和田市の包近(かねちか)という地域の桃をご存知でしょうか?

包近近隣は明治時代からの桃栽培の歴史があり、そこで育てられた桃は「包近の桃」として主に大阪近辺や大阪市内の百貨店に贈答用などに出荷されます。

ほとんどが大阪近郊への出荷のため、全国のスーパーなどで見かける機会はほとんどありません。

温暖で雨が少ない気候に育まれ、完熟直前で収穫しているため、糖度が高く甘さに優れたブランド桃です。

「桃の花が咲いています」。と教えていただき、4月1日(月)のお昼過ぎに包近にうかがいました。

満開です!

めちゃくちゃ綺麗!

桃畑にはさまざまな桃が植えられています。

「あかつき」。花が全体的に赤いです
こちらは「川中島」。あかつきに比べると花の色が薄いです。
こちらは黄金桃。黄色の桃になります
少し離れた畑にある、「清水白桃」
こちらは「花嫁」。花の赤色が濃いです。

満開のエリアもあるのですが、この時期は「花落とし」という作業をして意図的に花を少なくします。

このような感じで、桃の実が下向きに実るように枝に付いてる上向きの花や、実のつけさせたくないところに咲いている花、沢山花がつきすぎている花を落とすことで、余分な実をつけさせず、木の養分を桃の実に行きわたるようにします。

包近の桃をつかった美味しいお菓子がつくれないか思案中です。

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