
連日、最高気温は35度を超え、厳しい暑さの日々が続いております。いかがお過ごしでしょうか。
今でも十分すぎるほど暑いですが、7月下旬から8月上旬が暑さのピークと予想するところも。
夏バテや熱中症には気を付けていきたいものです。
さて、7月20日は土用の入りの日、7月26日は土用の丑の日です。
そもそも土用とは、中国の五行思想に基づいた暦の概念。
五行思想とは木・火・土・金・水の五つの要素で自然界を説明しようという考え方です。
その五つの要素にそれぞれ春夏秋冬をあてはめ、それらが移り変わる合間に「土」を当てはめました。
つまり、季節の境目にあたるのが「土用」になります。
立春・立夏・立秋・立冬の前、約十八日間をさし、土用は4回ありますが、最もよく知られているのが「夏の土用」です。
季節の巡りの中で、最も暑さが厳しく、暑さのために食欲が落ちたり、体調をくずしやすかったりする時期ということで、昔から重要視されているようです。
土用の丑の日と言えば鰻のイメージが強い人が多いのではないでしょうか。
うなぎ以外にも丑の日には「う」がつく食べ物を食べると縁起が良いとされています。
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますが、昔からそうやって体を労わっていたんですね。
むか新ではその土用にあわせて「土用餅」を販売しております。
この土用餅は、実は鰻よりも歴史が長く、宮中で暑気あたりしないように餅が食べられていたのが始まり。
土用餅を食べると夏の暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。
むか新では7月18日~20日の3日間、25日・26日の2日間に土用餅を販売しております。
むか新の土用餅には、佐賀県産の肥沃米(ひよくまい)を使用。
肥沃米は粘りの強い品種なので、やわらかく伸びの良い生地になります。

蒸し上げた生地は、一旦搗いてから冷水に入れ熱を取ります。
冷まして砂糖を加えた生地を再び丁寧に搗き上げていくことで、歯切れの良い生地に仕上がるのです。



生地を包むこし餡には、北海道十勝産小豆を使用。
あっさりした甘さで、みずみずしくなめらかに仕上げた餡は、食感の良い生地と相性抜群。
表面の特徴的な形は土用の頃に発生し、海岸へ打ち寄せる大波『土用波』を表しています。
季節感溢れる形は、職人がひとつひとつ手作業でつくっています。
一見、簡単そうに見えますが、意外と難しいこの作業。

ひとつひとつ手作業なため、人によって波形もまったく違ってきます。
1年に1回しかない作業なので、10年働いているベテラン職人でも十数回ほどしかせず、なかなか上達しにくいそうです。
今回撮影させていただいた職人も撮影前に「もうちょっと練習しとけばよかったな~」とぽつり。
できるだけ、ひとつひとつに個性が出てしまわないよう、ひとり1パック単位で担当します。
3本の指が綺麗に揃っていないと波形も不揃いになってしまうため、指を置く位置も重要です。
あんこ全体に綺麗に形がつくよう、力加減も均等に。
3本の指をあんこに押し当て、お寿司を握るように上からぎゅっと形をつけて…
と、イメージしていたのですが実際は違いました。むしろ逆だったんです。

まず、左手に土用餅を置き、右手の指3本で形をつける位置を決めます。
そのまま、くるっと手をひっくり返し、左手の手のひらでぐっぐっと押して形をつけます。

そうやって均等に、綺麗に、海岸へ打ち寄せる波をつくっているのです。

店頭に並ぶ土用餅を手に取りながら、職人が波形をつけるところをぜひ想像してみてください。
期間限定:7月18日(土)~20日(月・祝)、25日(土)、26日(日)
暑さが最も厳しい時期にやってくる夏の土用。土用餅を食べると夏の暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。
土用餅
3個入/税込600
厳しい暑さを乗り切る昔ながらの知恵に倣い、土用餅で健やかな夏をお過ごしください。
暑さに負けることなく、楽しい思い出がたくさんできる夏になりますように。
皆様のご来店心よりお待ちしております。