夏の厄除け 土用餅(和泉の国だより2021年7月号)

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季節の節目 土用

「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前、約十八日間をさします。
「万物は木火土金水の五つから成る」とする五行思想に基づき、これに四季をあてはめた際、各季節の変わり目に土の日を設けた、というのが土用の由来とされています。

2021年は、土用の入り:7月19日(月)、土用の丑:7月28日(水) です。

土用とは

土用といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、年に4回あります。夏土用の期間を「暑中」とも言い、暑中見舞いを出す時期でもあります。
土用の期間は土を犯してはならないとされ、今でも家などを建てる際、土を掘り起こしたりする作業は土用を避ける方も多いようです。土用は季節の変わり目であるために、農作業など大変な仕事で体調を崩さないように、この時期をさけるための習わしだと言われています。

歴史が古い土用餅

暑さが最も厳しい時期にやってくる夏の土用。その昔、宮中では暑気あたりしないよう、土用の入りに餅が食べられていました。
また、土用の丑の日には古くより「う」のつく食べ物を食べて夏バテを防止していました。鰻を食べるのは江戸時代から有名になったという説があります。それまでは梅干や瓜が食べられていたそうです。
土用餅の歴史は、土用鰻よりも古いとされ、土用餅を食べると夏の暑さに負けず無病息災(むびょうそくさい)で過ごせると言われています。

食感の良い餅生地

むか新の土用餅には、佐賀県産の肥沃米(ひよくまい)を使用しています。肥沃米は粘りの強い品種なので、やわらかく伸びの良い生地になります。
蒸し上げた生地は、一旦搗いてから冷水に入れ熱を取ります。冷まして砂糖を加えた生地を再び丁寧に搗き上げていくことで、歯切れの良い生地に仕上がります。

みずみずしい こし餡

生地を包むこし餡には、北海道十勝産小豆を使用しています。あっさりした甘さで、みずみずしくなめらかに仕上げた餡は、食感の良い生地と相性抜群です。
表面の特徴的な形は土用の頃に発生し、海岸へ打ち寄せる大波『土用波』を表しています。季節感溢れる形は、職人がひとつひとつ手作業でつくっています。
厳しい暑さを乗り切る昔ながらの知恵に倣い、土用餅で健やかな夏をお過ごしください。

むか新の土用餅がおいしくできあがるまで

画像:土用餅
1.蒸し時間に気を付けながら、肥沃米を蒸し上げます。
画像:土用餅
2.蒸し上げた生地を
一旦搗いてから、冷水に入れ熱を取ります。
画像:土用餅
3.冷ました生地に砂糖を加え再び丁寧に搗き上げ、歯切れの良い生地に仕上げます。
4.生地を包むこし餡は、職人が丁寧にひとつひとつ手作業で波の形をつけていきます。

夏の厄除け、土用餅

期間限定:7月19日(月・土用の入)~28日(水・土用の丑)
暑さが最も厳しい時期にやってくる夏の土用。土用餅を食べると夏の暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。

土用餅

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