シュトーレン

日ごとに寒くなる中で街の様子はどこもクリスマス一色です。
むか新でもお店にクリスマスツリーを飾り、クリスマスラッピングギフトや、こがしバターケーキ5個入りのクリスマス限定パッケージなど、プレゼントなどにぴったりな商品をご用意しております。

中でも、クリスマスのお菓子といえば「シュトーレン」です。
今回はむか新こだわりの「シュトーレン」をご紹介いたします。

シュトーレンとは

まず、シュトーレンをご存じでしょうか?
テレビやSNSに取り上げられることも増え、クリスマス時期の定番になりつつあるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
シュトーレンとは、ドイツの伝統的なクリスマス菓子です。
バターやドライフルーツ、ナッツ、スパイスなどを混ぜて焼き上げ、表面には真っ白な粉砂糖がまぶされています。
ドイツ語で「坑道」を意味し、トンネルのような形をしていることから名づけられたようです。
粉砂糖で覆われた見た目が、おくるみに包まれた幼子キリストを表現しているという話も。

おいしい食べ方

本場ドイツでは、クリスマスまでの1か月間に毎日薄くスライスして食べていきます。
このとき、端からではなく真ん中から切って、切り口同士を合わせて保存することでより乾燥を防ぐことができます。
時間の経過とともにドライフルーツなどの味がしみ込んで、味の変化を楽しむことができます。
基本的には常温で食べることができますが、少しだけトーストしたり、バターを添えるのもおすすめです。

むか新こだわりのシュトーレン

むか新のシュトーレンはオーストリア人マイスターのレシピでつくるウィーンの味。
歴史あるその味わいは、ドイツのものと比べ、バターとフルーツをふんだんにつかい香辛料の加減にもこだわっています。

そんなシュトーレンの製造の様子を取材いたしました。

シュトーレンの甘い香りが部屋中にふんわりと広がる中、レーズンやアーモンドスライス、ドライフルーツを混ぜ込んだ生地を切り分け、成型します。
レーズンなどはできるだけ均等に入るよう、生地の切り分ける部分を注意します。

成型した生地は発酵させます。生物であるイーストをつかい発酵させ膨らませるため、その日の湿度などによっても発酵時間は変わってきます。
この日は長め。型の7分目あたりまで膨らませてから焼きますが、前回の製造のときと同じ長さの発酵時間では足りず、もう少し待つことに。
「様子を見ながら膨らむまで待つしかないなあ。むずかしいなあ。」
と言う製造担当と一緒に待ちました。

その後、膨らんだ生地をオーブンで焼いていきます。
まずはふたをして数10分、その後ふたをとって10分ほど直焼き、色付けのためにまた約10分焼くという流れです。
ふたを外すとより一層甘い香りがして、膨らんでいく生地の様子も見え、わくわくがつのります。

焼きあがったシュトーレンは型からはずして、溶かしたバターの海にぷかぷか。
ぐっと沈めて、しっかりしみ込ませます。

たっぷりのバターでつやつやになったシュトーレンですが、このバターはほとんど落ちていくことなくシュトーレンにしみ込んでいきます。

ものの数秒でつやもなくなり、元通りの見た目に。
このとき、しみ込んだバターは約100グラム以上です。

次は砂糖で真っ白に。
全体にしっかりかかるように包み込んで、あとは10日間ほど熟成させます。

約10日間熟成させたシュトーレン

10日間ほど熟成させたのち、最後にさらに粉糖を上からかけて、
シュトーレンの完成です。

クリスマスが過ぎればあっという間に今年も終わり。
残りの2025年をむか新のお菓子とともに過ごすのはいかかでしょうか。

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