「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前、約十八日間をさします。
「万物は木火土金水の五つから成る」とする五行思想に基づき、これに四季をあてはめた際、各季節の変わり目に土の日を設けた、というのが土用の由来とされています。
2024年は、土用の入り:7月19日(金)、土用の丑:7月24日(水) です。
むか新のお店では『土用餅』を7月19日(金・土用の入り)~7月24日(水・土用の丑)の期間限定で販売いたします。
土用の丑の日、7月24日(水)はむか新全店休まず営業いたします!
土用といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、年に4回あります。夏土用の期間を「暑中」とも言い、暑中見舞いを出す時期でもあります。
土用の期間は土を犯してはならないとされ、今でも家などを建てる際、土を掘り起こしたりする作業は土用を避ける方も多いようです。土用は季節の変わり目であるために、農作業など大変な仕事で体調を崩さないように、この時期をさけるための習わしだと言われています。
暑さが最も厳しい時期にやってくる夏の土用。その昔、宮中では暑気あたりしないよう、土用の入りに餅が食べられていました。
また、土用の丑の日には古くより「う」のつく食べ物を食べて夏バテを防止していました。鰻を食べるのは江戸時代から有名になったという説があります。それまでは梅干や瓜が食べられていたそうです。
土用餅の歴史は、土用鰻よりも古いとされ、土用餅を食べると夏の暑さに負けず無病息災(むびょうそくさい)で過ごせると言われています。
むか新の土用餅には、佐賀県産の肥沃米(ひよくまい)を使用しています。肥沃米は粘りの強い品種なので、やわらかく伸びの良い生地になります。
蒸し上げた生地は、一旦搗いてから冷水に入れ熱を取ります。冷まして砂糖を加えた生地を再び丁寧に搗き上げていくことで、歯切れの良い生地に仕上がります。
生地を包むこし餡には、北海道十勝産小豆を使用しています。あっさりした甘さで、みずみずしくなめらかに仕上げた餡は、食感の良い生地と相性抜群です。
表面の特徴的な形は土用の頃に発生し、海岸へ打ち寄せる大波『土用波』を表しています。季節感溢れる形は、職人がひとつひとつ手作業でつくっています。
厳しい暑さを乗り切る昔ながらの知恵に倣い、土用餅で健やかな夏をお過ごしください。
期間限定:7月19日(金・土用の入)~24(水・土用の丑)
暑さが最も厳しい時期にやってくる夏の土用。土用餅を食べると夏の暑さに負けず、無病息災で過ごせると言われています。
土用餅
3個入/税込480